千葉県四方山話「第5話 家族サービス in ヨコハマ」

このエッセイ、もともと千葉県の話題をテーマに連載が続けられるはずだったんですが、第5回目の今回は番外編として、『初めて行ったよ、横浜中華街!』をテーマに、いろいろと役に立ちそうな話しやタメになる情報などお届けしたいと思います。これからのシーズンをまだ先取りできる、直に見聞した「ヨ・コ・ハ・マ」、新しい出会いや発見を楽しんでいただければ幸いです。

そもそも「横浜」。今まで何度も足を運びながら、なぜか中華街を訪れたことは一度もなかったんですね──。

もうかれこれ20年くらい経つのか……その間、プロ野球の大洋ホエールズは、横浜ベイスターズとチーム名が変わり、横浜スタジアムに移転し、’88年にはエキスポ横浜が開催されたり、それやこれやでランドマークタワーなどができる以前から、横浜の変遷をずっと見てきたはずなのですが、とことん中華街とは縁がありませんでした…。

● 風のひとりごと…

どうでもいいんですが、私が生まれて初めて買ったレコードが、いしだあゆみの「ブルーライト・ヨコハマ」でした…。このレコード、今でも実家の片隅にほこりをかぶって眠っているんですが、懐かしいな─と共感していただける方がいると、なんとなくうれしかったりして…。

そんなわけで、「横浜」 いろいろな曲がヒットしました。マルシアの「ふりむけばヨコハマ」、五木ひろしの「よこはまたそがれ」や横浜銀蝿の「港のヨーコ・ヨコハマヨコスカ」なんてのも懐かしい…。(古すぎる!と怒られそうです)曲名に「横浜」がついていなくても、中村雅俊さんの「恋人も濡れる街角」などのように歌詞に「横浜」の地名をおりこんだ歌もふくめたら、相当数の歌が世に送り出されているんじゃないかしら…と改めて思ってみたりもしました。

ですから、「横浜」 それぞれの人が、それぞれ思い描く「横浜」のイメージのようなものがあると思います。そこで、実際に私の周りで38人にアンケートをとってみたところ、次のような結果が集計できました!

◇ 「横浜」と聞いて、あなたが思い浮かべるものは何ですか?
1位 横浜中華街 15人
2位 港 5人
3位 ベイブリッジ 3人
3位 ランドマークタワー 3人
3位 外国人墓地 3人
(20代~70代までの男女:計38人)

他には、「シューマイ」「横浜スタジアム」「港の見える丘公園」「山下公園」「横浜ベイスターズ」「横浜Fマリノス」「みなとみらい21」などの回答がありましたが、う~ん、やっぱりそれぞれですよね──。でも、このアンケートでは年代・性別を考慮していませんので、そこんとこよろしく。(そういうのを加味してもっとたくさんのサンプルを集計できたら、また違った結果が出るんだろうな─と思います)

あ゛~っ、前置きが長くなってすみません。そろそろ本題に入ります…。

■じゃ~ん、横浜中華街だい!!

今年のゴールデンウイークは、横浜中華街に行ってきました!すっごい人出で、正直ドッと疲れました。でも、やっぱり行ってきてよかったので、紹介します!!横浜中華街は200あまりの料理店が軒を連ねる一大繁華街で、ショッピングなどの専門店もふくめると340店ぐらいの店が並んでいるそうです。

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JR京浜東北線・石川町駅で降り、西門通りを5分くらい直進すると善鄰門が見えてきます。今回めざしたお店は、その善鄰門の脇にある「横濱大飯店」です!

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中華街のお店は、大半が午前11時以降の開店ということなので、当日は、午前10時半ごろについたのですが、それでももう行列ができはじめている店が多く、人気店ともなるとあっという間に長蛇の列が…。

食や味に関しては、みんなよく知ってますね、ホント。そんなわけで、前菜からスープ、料理、デザートにいたるまで食べも食べたり26品目、31皿!右の写真は、その一部ですが、味にうるさい我が家の家族たちも大満足でした。

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え~い、特別に大公開だ!これがそのときのレシートだ。まいったか。

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ちなみに、単品で頼んだときの値段を換算すると、なんと19,250円!(税込20,213円)レシートの合計額が税込で、6,969円だから、え~と…、差引き13,244円お得だったわけだ。やったね!

でもこれ、あくまでも単純計算で、実際に運ばれてくる料理は、単品で頼んだものより量は少なめになっています。だから、これだけの品数を味わえるんだけどね。また1階では、本場中国点心のテイクアウトもできるので食事のあとでのぞいてみる価値ありです!

■さて、食事のあとは…

我が家の一行は、中華街大通りをブラブラと朝陽門の方を歩き、「山下公園」に向かいましたが、中華街のさまざまな通りには、うまそうな食べ物が、あっちこっちにといいにおいをさせています!

肉まん、あんまん、豚まんからヤシの実ジュースにジェラートまで、ストリートは食べ物の誘惑でいっぱいです。でも、ちょっと待って! これから食べようとしてお店を探しているのなら、ここはガマン、ガマン…。なにしろ肉まんひとつとってもけっこうボリュームがあるんだから、ホントに…。

でも、本当にいろいろなお店が並んでいます。中国菓子や中国茶、食材から調理器具、雑貨まで見て歩くだけでも楽しめるぞ! そんな中、我が家では、お土産に「中国菓子」と「中華なべ」、それに「おたま」を買ったのさ。

教訓ね!:お土産は帰りに買いましょう。あまり早く買うとフットワークに負担がかかり、道中しんどい思いをします!

■で、ここが山下公園ね!

さて、そんなこんなで、ここは「山下公園」。

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例によって「氷川丸」が迎えてくれました。港には、ちょうど今、出港していこうとする大型客船が旋回しています。見上げると、空にはカモメが飛び交い、少し汗ばむくらいの陽射しがまぶしい。ゆったりとした昼下がりに、少しだけ吹く風もやさしい…。たまには、こんなひとときもいいね、と思う。

ところで、知ってた? 今でこそ臨海様式の公園はめずらしくもないけど、「山下公園」は日本で最初の臨海様式の公園なんですって。

「山下公園」を散策したあと、「さて、どうしようか?」はもちろん自由ですが、自信がない人は、どこに何があるのかちゃんと確かめておきましょうね。海を右手に見ながら、本町通りをまっすぐ歩き、途中「馬車道」で一息ついて、桜木町へぬけるとショッピングやグルメ、アミューズメントで満ちあふれている「みなとみらい21」 この4月にオープンしたばかりの「赤レンガ倉庫」は、歴史的空間を活用したエンターテイメント施設として早くから注目を集めていました!(残念ながら、今回はここには行けませんでした…)

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■実録、我が家の横浜レポート!

(実は、我が家ではこのルートを選んだのですが、)海を左手に見ながら「マリンタワー」の前を通り、首都高をくぐってすぐ右に折れると、そう、横浜屈指のビュースポット、「港の見える丘公園」なんですねー。老いた体には石段がややきつかったのですが、軽快な足取りでさっと登るあたり、まだまだ若いモンには負けません。ベイブリッジや山下公園が一望できるこの展望台は、晴れた日には「房総半島」まで見渡すことができるそうです。この日は雲がかかっていて、あまりよく見えませんでした。たしかに眺望はすばらしいんですが、残念なのはここから夜景を見ることができなかったことですか…きっとすごいんだろうなー、見たかったなーといまだくよくよしています…。

ついでにと「外国人墓地」を散策し、元町通りへ抜けて行きましたが、このあたりはいろいろな施設や記念館などがあるので、時間に余裕があればゆっくりと見てまわるのもいいかも知れません。

坂道を下りて、元町通りに入る手前に「ウチキパン」というベーカリーがありますが、我が家はここでも、おみやげにと名物の食パンを買ったのだ! 270円は、ちょっと高いかもしれませんが、ふっくらとやわらかくてうまいんだな─これが。

「元町」は言わずと知れた女性に人気の買い物スポット! Kマークのオリジナルバッグで有名な「キタムラ」やシューブランドとして知られている「ミハマ商会」など、たくさんのお店と人出で賑わっていました。おいおい、タツノオトシゴマークでおなじみといえば…「フクゾー」じゃないか、こんなところにあったんかい! ふ~ん、て感じで歩いていくと、いつのまにかJR石川町まで来てしまいました。

「まだ時間があるから…」というわけで、一行はJRに乗って、桜木町に移動してみることに…。なんという強行軍!

ここは、みどころいっぱいという感じで、どこから手をつけたらいいのやら…。でも、「コスモワールド」や「ランドマークタワー」は一度行ってるからいいや、とパスし、私と息子はひと休みし、妻と娘は「クイーンズスクエア」でウインドウショッピング…と思ったら、また何かおみやげ、買ってたみたいです…。
「じゃあ、そろそろ帰ろうか」と帰途についたのは20時近かったと思います。ふうっ…。

車よりJRの方がいいと思うがな…。

車は、周辺の道路事情に通じていないと厳しいと思います。利用されるのでしたら、1日預けるようにして、あとはフットワークにした方がいいと思います。駐車場はいくつもあるんですが、ちょっとした移動ごとに利用していたのでは時間とお金がもったいないし、そのロスを考えれば、結局足でまわる方がずっと効率がいい。(平日だったら車の方がいいのかな…? )

あとね、JRを利用する場合、「まともにキップを買ってはいけない!」これ、JRを利用するときの基本ですから、ちゃんと覚えておこう。といっても何もキセルをやれと言っているわけではない。どういうことかというと、「横浜フリーきっぷ」(指定区間内の乗降は何度でも自由!但し、有効期限は1日)というのがあるから、これを利用しない手はないぞ、というわけさ。

たとえば、我が家では今回地下鉄を乗り継いで行ったため、JRは新橋から乗車したのですが、通常:大人(片道)540円×2=1,080円(往復)が、「横浜フリーきっぷ」だと900円!になるんだ。このきっぷはJRのどの駅でも買えるので必ずチェックしておこう!

おいおい、あれれ…。

なんか今、ニュースが飛び込んで来たぞ…。

横浜中華街「萬珍楼(まんちんろう)」1階の調理場から出火! 隣接する中華料理店「華勝楼」の一部も焼く…ですって!「びっくりしたなぁ、もう!」(これがわかる人は、このHP見てないってば!)このタイミングには驚きました。ホントに「え゛っ!」って感じなんですから…。


ご注意:
上記の記事は、地域情報サイト「まいぷれ」で掲載されていた「千葉県四方山話」というコンテンツを転載したものです。記載されている内容は、当時のものですので、現在の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。

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南野 風

生粋の千葉県人。船橋在住4年目も、学生時代から社会人までアルバイト・仕事・遊び…にとあらゆるステージとして活躍していた過去を持つばっかりに、妙なことにやたら詳しい。 若く見られることも多いが、実際は「いい歳こいて…」と言われることも少なくない。あまり知られていないが、短歌をたしなむ吟遊詩人の顔を持つ。家庭では一男一女の父親である。
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南野 風

生粋の千葉県人。船橋在住4年目も、学生時代から社会人までアルバイト・仕事・遊び…にとあらゆるステージとして活躍していた過去を持つばっかりに、妙なことにやたら詳しい。 若く見られることも多いが、実際は「いい歳こいて…」と言われることも少なくない。あまり知られていないが、短歌をたしなむ吟遊詩人の顔を持つ。家庭では一男一女の父親である。

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