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「この辺りは昔、牧場が点在する何もないところだった」と、感慨深く話す。薬円台で育ち、緑が丘で10年以上に渡り料理の腕を振るってきた古屋さんは、街の発展をずっと見続けてきた。運命の巡りあわせで料理人となったが、気がつけば自分には料理しかないという程、大きな存在になり、無我夢中でいるうちに厨房を任されるようになったそうだ。 |
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世間で食の安全に関する話題が頻繁にのぼるように、料理人とは実に神経を使う仕事だ。厨房では、いつも真剣勝負で厳しいシェフとしての表情を見せている。当たり前のことをきちんと続けるのは、簡単なようで難しい。些細な手順でも自分のスタイルにこだわって、決して妥協を許さない姿勢には頭が下がる。
オフの日は2人の男の子を持つ良きパパだ。子どもの頃に地元のボーイスカウトに入っていた影響かアウトドア派である。友人家族たちとバーベキューを楽しむことも多い。旅行にもよく行くそうで、特に人と人との距離が近く、温かいムードが漂うイタリアには何度も足を運びたくなるとか。大好きな食べ歩きで美味しい料理が味わえるだけでなく、見知らぬ旅人にも親切で、親しみをこめた笑顔を振りまいてくれる明るい国民性が魅力だと言う。家族や友人との時間を大切にする暮らしが、「人と人との絆を深め、心を朗らかにする料理を提供したい」と願う、温かなハートを生み出しているのかもしれない。
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