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東京女子医科大学医学部卒。東京女子医科大学腎臓内科入局。医学博士。日本透析医学会専門医。腎疾患全般、特に腎炎の治療を診療分野とする。「腎炎は自覚症状がないことが多いので、早期発見のために、検診による定期的な尿検査が大切だと考えています」。
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蛋白尿・血尿は、尿(おしっこ)を検査すること(検尿)によって判断します。蛋白尿は尿中に蛋白がもれ出ている状態、血尿は尿中に血液中の成分(赤血球)がもれ出ている状態で、尿の色が赤くなくても、血尿の場合があります。
蛋白尿・血尿で色々な病気を発見できます。蛋白尿と血尿が認められる場合は、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症などの腎臓の病気や、高血圧による腎障害などが考えられます。また、血尿が主に認められる場合は、泌尿器の癌、結石、膀胱炎、前立腺炎などが考えられます。
腎臓の病気はほとんど自覚症状がありませんが、進行すると、むくみやからだのだるさ、食欲不振、呼吸困難などの症状が現われます。蛋白尿・血尿が出る方で、これらの症状があると危険信号です。
尿は全身をめぐった血液や水分から作られます。血液中の必要なものと不要なものを腎臓で選別し、必要なものは血液に戻され、不要なものは尿として排出されます。尿の色は、にごりがなく透明で、黄淡色またはビール色をしています。尿の量や回数、色やにおいから、体の異常を見つけることができます。尿の色が褐色や赤、濁った白い色をしていたら、尿試験紙による尿検査をしてみましょう。尿試験紙は薬局で買うことができます。
腎臓にやさしい食事は、塩分をひかえて(健康な人なら1日10g以下に)、たんぱく質・プリン体をとりすぎないよう心がけてください。
尿異常が3ヶ月以上持続、もしくは腎機能が60%未満まで低下した状態をいいます。腎機能が約10%未満まで低下すると、末期腎不全となり、透析や腎臓移植が必要になります。慢性腎臓病は、心血管疾患および末期腎不全発症の重要な危険因子です。わが国における透析患者数は年々増加しており、慢性腎臓病対策は世界的に進められています。治療は、まず生活習慣の改善すること(禁煙・減塩・肥満の改善)が重要です。高血圧は悪化要因ですので厳格な管理が必要です。
尿の異常は自覚症状がないことが多いので、検診による定期的な尿検査が大切です。再検査を指示されたら、専門医を受診してください。
| ※次回は「大学病院形成外科による最先端の美容医療(レーザー治療)」です。 |
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