
今月は個別指導型塾「友学舎」の加藤さんに、親とも学校とも違う、塾の講師という視点から、子どもとの接し方についてお話をうかがった。
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| ― まず、加藤さんは、塾の講師をどのように位置づけていますか? |
考え方は人それぞれですが、私は、塾の講師=エインターテイナーと捉えています。生徒を相手に60分間の授業というショーを魅せる。だから当然、授業の前にはリハーサルもするし、生徒に合わせた出題の仕方、つまずきやすいポイントなどは研究し尽くします。場合によっては、子どもの間で流行っているイラストやギャグを取り入れて、興味を持続させる工夫も行います。
| ― さすがプロならではの準備ですね。が、家庭では真似できない部分でもあります。親が子どもに声をかけるなら、どう接するのがよいのでしょうか? |
勉強している子どもに声をかけるなら、「問題解けた?」と単刀直入に聞いてしまう前に、「惜しいとこまで行った?」、「あとちょっとでできそう?」などと言って、まずは子どものリアクションを見てみてください。自分でやれると思っているのか、 |
全くお手上げ状態なのか、子どもの置かれている状況を把握してあげることが大事です。子どもが気にしているのは、自分のしていることを大人が見守ってくれているかどうか。サポート校の担任をしていたとき、同僚のカウンセラーから学んだことですが、自分では語らずに、子どもの話を聞くことであなたのことを分かっていますよ≠ニいうメッセージを発信し、分かってあげていることを前提として大人が話すと、子どもは安心感を持つことができます。
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― 子どもから見た大人、意外と見落としがちなことだったかもしれません。
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最近は、友だち感覚で子どもと接するのがよいといった風潮がありますが、私は逆ですね。大人は大人らしくあるべきだと思います。子どもは、自分たちの世界とはギャップのある、カッコイイ大人の世界に憧れがある。だからこそ認めてもらいたくて頑張れるんです。なので私はあえて、いかにも先生らしいスタンスを取っています。生徒の弱音をたくさん聞いてあげても、最後はちゃんと「勉強しろよ」と、引き締める。“聞く耳は子どもでも、話す言葉は大人”が持論です。
気にかけるあまり至近距離で見つめがちな親子の関係。第三者の視点で見ると、いつもとは少し違った風景が広がった。
●Profile
千葉県佐倉市出身。明治大学卒業後、サポート校講師や個別指導塾室長を経て、2007年8月八千代中央に、徹底個別型学習指導塾「友学舎」を設立。趣味は音楽。大学時代のグリークラブ(男声合唱部)では、指揮者を務めた。 |
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加藤友之さんをお迎えして、第3回まいぷれセミナーの開催を予定しています。詳細は来月号でお知らせします。
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