最近、ますますテレビを見る時間が少なくなってきました。
平日、家でテレビを見るといえば朝のニュース番組ぐらいです
(たぶん、同世代の大半が同じような状況下にあるのだと思いますが・・・)。
ですから、ギター侍の存在を知ったのもつい最近のことなんですね。
「・・・って言うじゃない。切腹!」とか言われても、「?」だったのがようやく理解できるようになってきました。
そんな私の近頃のお気に入りは、「田舎に泊まろう!」というTV番組です。
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4月上旬は関東地方から西日本にかけて好天に恵まれ、各地で5月上旬から6月中旬並みの陽気となり、桜の開花が一気に進みました。
仕事の帰途、上野恩賜公園に立ち寄ると、約670本のソメイソシノがほぼ満開で仕事帰りのサラリーマングループなど多くの人出でにぎわっていました。
スポットライトに映し出される夜桜の美しさは、幻想的で壮観な雰囲気が漂っています。
今年もまた桜を見ることができ、ほっとしていますが、桜を見ないことには春!は始まりません。
やっぱり日本人の心の原点ですよね。(おかげで、この日は桜のスポット周辺では、一部大渋滞が発生していたようでしたが・・・。)
そんなわけで4月。お出かけスポットといえば、どこも春の訪れを待ち焦がれていたように、
一気に盛り上がります。大規模なショッピングセンターがオープンしたり、リニューアルしたり・・・
というのも大体この時期なんですね。 楽しいイベント、たくさんの人出でにぎわうスポットは、
心を弾ませてくれるような楽しさがあります。
でも、せっかくだからやはり自然に親しみたいと思うのです。 意識しないうちにその空間や時間の中に溶け込んでいるような、
風と光と太陽に全身で自然を感じることができたら、それはとても貴重なひとときだとは思いませんか?
今回の千葉四方山話は、桜の開花直前の「船橋県民の森」を訪れてみました。
これからの本格的な春を前に、初夏、紅葉のシーズンにかけてたくさんの人出が見込まれる「船橋県民の森」ですが、
ひと足早く春の訪れを楽しんできました。
合わせて「里山」の自然を散策し、自然環境の保全と共生をレポートしてみようと思います。
◆目次◆
1、千葉県立「船橋県民の森」に行ってきました!!
2、自然との一体感が、なかなかいいね!
3、「里山」の自然のこと。
4、「豊富どんぐりの森」をご存知でしょうか。
現在、千葉県内には6ヵ所「県民の森」があります。
| ◇ | 「船橋県民の森」 | |
| ◇ | 「内浦山県民の森」 | (安房郡天津小湊町内浦) |
| ◇ | 「清和県民の森」 | (君津市清和地区) |
| ◇ | 「館山野鳥の森」 | (館山市大神宮) |
| ◇ | 「東庄県民の森」 | (香取郡東庄町小南) |
| ◇ | 「大多喜県民の森」 | (夷隅郡大多喜町大多喜) |
地図上で確認するとわかりますが、外房や内陸部をのぞけば、千葉市・船橋市・市川市周辺には唯一「船橋県民の森」があるのみです。
思えば幼少の頃から、ごく自然に野山や海に接してきた私には、こうした森や緑が日常の中にあったので、新鮮さより懐かしさの方が強く感じられるようでした。
こうした自然も、時代の移り変わりとともに限定された地域でしか体感することができなくなってきています。
今では貴重といえるほどのその価値も、ふりかえれば便利さの代償として自らの手で放棄し続けてきたツケともいえるかもしれません。
今はインターネットの普及などでそれらの情報もタイムリーに入手できるようになり、
意見交換などもさかんに行なわれているようでした。
さて、「県民の森」ですが、情報誌などを開いてみても、あまり詳細なガイドは掲載されていないようでした。中には、ほとんど触れていない情報誌もありましたが、
時流の中ではあまりトレンドな傾向ではないのかな・・・という印象がありますが、実際そうなのかな・・・と。
これは、実地に確かめるしかないね──。そんなわけでさっそく出かけてみました。
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駐車場は、南口に隣接する第1駐車場(ここは時間中は、常に満車だと思われます。
運よくスペースが確保できたら、相当ラッキー!です。)、東口にある第2林間駐車場、
西口の近くにある第3林間駐車場まであります。
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この日も第1駐車場は満車だったので、そのままやり過ごし、第3林間駐車場へ。
木立ちを伐採して造られた駐車場なので木々に囲まれ、夏場などはむしろこちらの方がありがたいかもしれません。
入口は東西南北にそれぞれ門(南口が正門)があり、どこからでも入退場できます。 ルートを工夫すれば、効率よく全体を周回することができますが、
うっかり出口を誤るととんでもなく迂回するはめになり兼ねないので、ちょっと頭の片隅に留めておいて下さい。
今回は、西口付近の第3林間駐車場に車を駐車し、南口から入り西口から出るルートで攻めてみました。
このルートだと道路に平行して杉木立ちの中を歩く道と、右手から畑の中を歩いていく道があります。(※ この畑は、私有地なので道を乗り越えて立ち入らないようにしましょう。)
ここでは、この畑で採れたばかりの新鮮な野菜を販売しています。
基本的には無人販売で、買い物をした分の代金は料金箱へ入れます。お目当てのものがなかったり、
少しほしいな・・・という時は、近くで作業をしている農家の方にひと声かけてみて下さい。
やっぱり採れたての野菜というのはうれしいですよね。
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(行きに買うと荷物になるので帰りに買うようにするといいのですが、すでに売り切れということも考えられるのでビミョーなところです──)
しばらく歩くと、泉があり、ここには野鳥の水飲み場が付設されていました。周辺は「野鳥の森」と呼ばれている一帯です。
「運動広場」に平行して長い直線が続く杉並木の道。 シラカシの道を踏み分けていくと「キノコの森」。
そこを通り抜けると森の中に「フィールドアスレチック」。バーベキューができる屋外炉が設置されている「集いの広場」。
いかにも子供たちが喜びそうなロケーションですが、ここでの主体は自然の中でこそ・・・をテーマに、子供たちにもそうした環境に触れてほしいとの思いがあるようです。
そう、整備されていても付帯設備はあくまでも最小限に、森の中で自然との一体感を楽しむことに主眼をおいたスペースなのです。
また、ここではホオジロやコゲラ、シジュウカラやメジロといった野鳥のさえずりを耳をかたむけながら、
森林浴を楽しんだりするのもいいかもしれませんね─。
売店や自動販売機などの設備もなく、純粋に自然の中に身を委ねてありのまま感じてほしい・・・というスタンスが自然体でいいな、と思うのですが、
満ち足りた今のレジャースポットに遊び慣れた人には少し物足りなく思えるかもしれません。
| 千葉県立「船橋県民の森」ガイド |
| 所在地 | 〒274−0082 千葉県船橋市大神保586−2 |
| 電話 | 047−457−4094(船橋県民の森) |
| 利用時間 | 午前9:00〜午後16:30(バーベキューは、午前9:00〜午後15:00) |
| 入 園 料 | 無料(駐車場料金無料) |
| 休 園 日 | 年末年始 |
| アクセス | JR船橋駅北口より小室駅行き「県民の森」下車
新京成三咲駅より小室駅・セコメディック病院行き「県民の森」下車
北総線開発鉄道小室駅よりJR船橋駅行き(三咲駅経由)「県民の森」下車 |
しかし、それにしてもゴミがあまりにもたくさん散乱していたのは、少なからずショックを受けましたね・・・。 園内を利用する際のルールとして、「ゴミはすべて持ち帰ること」、「ペットの連れ込み禁止」という二つが掲げられていますが、
所構わず空き缶やビニール、弁当の食べ残しなどを道端に捨てて帰る・・・というのも、「おいおい、ちょっと待てよ」と。
目に余るばかりのモラルの低下に、後味が悪い印象を残しながらも、一人ひとりにできることの自覚をもっと持ってほしいな・・・と改めて感じました。
最近、特に耳にすることが多くなった「里山」ですが、昨年9月には「ちば里山センター」が設立され、
県民や企業による自主的な里山活動の促進を主目的に、18団体が連携し県と協働で活動しています。
環境問題などとあいまって見直しが急務となっている自然保護の気運は、
時代の流れとともに一つの新しいスタンスを形成することになりました。
もともと森林は、自然環境の保全や水源の涵養、地球の温暖化防止など多面的機能を有していることから、
適正な整備や管理が必要でした。 ところが、木材価格の低迷や輸入材との競争で、
適正な整備と保全が難しくなった日本の森林は、従来の木材生産機能から水源涵養、
レクリエーションや教育の場などへの変化から、森林・林業基本法が改正され、
それに伴う施策なども方向転換されるようになってきました。
「公園」は自然の中での憩いや親しみやすさに主眼をおいて整備されたものですが、
「里山」はありのままの形で自然との共存共生に主眼をおいたものと定義できそうです。
ロードマップなどで市内の様子を見てもおわかりのように、船橋市には「公園」はたくさんあっても
自然の緑がほとんどないことがすぐわかります。
でも、船橋市にも一部こうした自然がまだ残されていたのです。
かつての「里山」を想起させてくれる「豊富どんぐりの森」とよばれている森林があります。
「豊富どんぐりの森」は、豊富町と鈴身町にまたがる約5万平方メートルの自然林です。
手つかずの自然として約30年間放置されてきたこの一帯には、今だキツツキの突いたあとや野ウサギの痕跡が確認できるということです。
船橋市内にまだこんな場所があったとは意外ですが、かつての「里山」を守り、こうした自然を後世に伝えていくために、
森林整備を手がける市民グループの活動も始まりました。
さまざまな取材を通じて、船橋市には緑が少ないな・・・と実感としていましたが、このような形で自然が残っていることは意外な驚きでもありました。
時折の木洩れ日が差し込む木々の合間。まだ淡い緑の中を、土を踏みしめながらゆっくり歩く感触。
道端に咲いている一輪の花。時折聞こえる鳥のさえずり。この味わいは、忘れがたい自然との一体感。
今回は、改めて自然回帰が根強く残っている自分の心に気がついた1日でもありました。
取材後記 ─ わが心、感じるままに・・・。
新入生や新社会人となった初々しい姿がはっきりとわかるこの時期、自分にもこんな時があったのだろうか・・・と改めて思う。
もう十数年以上前に通り過ぎた色褪せた時間であるけれど、
毎年この時期になると初心に立ち返るような新鮮な心持ちになれるよう意識している。
「初心、忘れるべからず」。何事もそうだが、年月を経るほどに忘れてしまいがちなこの心をたまには思い出してみるといい。
春に、新鮮な心、気持ちで新しいことに望む。視点を変えて見ることで、そこにはきっと新しい気づきや発見があるはずだ。
足元に咲いている野の花の気持ちがわかる・・・。この境地に辿り着けたら、と思う私の気持ちである。
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