まいぷれ通信 [船橋・習志野版] 第3号-「意表をつくおいしさ、居食倶楽部どて太鼓屋」 ほか-


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         ● ま い ぷ れ 通 信 ●

         [船橋・習志野版] 第3号
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●本日のメニュー
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  • ごあいさつ
  • 意表をつくおいしさ、「居食倶楽部どて太鼓屋」~まいぷれ読者にはグラスワインサービス付き♪~
  • 季節はずれの心霊スポット?
  • 今月の本家「まいぷれ」
  • 吉田のひとりごと

●ごあいさつ
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みなさんこんにちは。
船橋・習志野の小さな情報をお届けする「まいぷれ通信」第3号です。前回お知らせしたイタリアンレストラン「ペコリーノ」はたいへん好評で、「行ってきました!」「おいしかった!」というメールをたくさんいただきました。ありがとうございました!これからもがんばって「大ニュースじゃないけど、知ってるとちょっと嬉しい情報」をお届けしますので、ホームページ版まいぷれ共々、よろしくお願いしますね。

まいぷれ船橋版まいぷれ習志野版

(そうなんです、気づいてないかたもおられるようなんですが、まいぷれってホームページ版もあるんですよ)

●意表をつくおいしさ、「居食倶楽部どて太鼓屋」
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商店街の二階にあって一見目立たないのに実は業界内では超有名店、というちょっと変わった居酒屋を見つけました。

京成津田沼駅を降りてワイがや通りを南に3分ほど歩いた場所の左側、ビルの階段を上がったところにある「太鼓屋」さんです。なんで「業界内有名店」なのかは後にして……

この店に入った方は、その楽しげな雰囲気にまず驚かれるはずです。壁にぶら下がった袋入りの駄菓子やおもちゃ、マネキン、柱時計…一つ一つを見ると突飛なのに、店の雰囲気全体はどこか昔懐かしい感じで不思議と気分が落ち着きます。とりあえずは生ビールと一緒に、名物の「どて」(\300)をいただきましょう。モツを串にして赤味噌鍋で煮込んであります。濃厚な甘辛さが、食欲を誘います。

そして次は───この店の特徴は新メニュー続出でオススメが常に変化することなのですが、現在ピカイチのメニューを挙げるとすれば、何はさておき「ゲソの朴葉焼き」(\580)でしょうか。注文するとテーブルの上にミニ七輪が運ばれ、その上に朴葉(ほうとう)という大きな葉っぱが載っかってます。葉の上には小さく切られたゲソと、飛騨高山から取り寄せたという「朴葉味噌」が載っており、箸でつつきながら焼けるのを待つうちに、何とも言えず香ばしい味噌の匂いが鼻をくすぐります。

その他にも「パリパリ(\600)」という和風ピザははたっぷり載った桜エビとマヨネーズが妙にクセになりますし、中華スープで中華野菜と春雨を煮込んだ「中華雑炊春雨サーメン(\780)」は、運ばれた瞬間からゴマ油の匂いが何とも言えずおいしそうです。「目立たない店だけど、一度行った人は必ずもう一度行きたくなる」という前評判を信じて取材に行った甲斐がありました。

この店のマスターは、威勢のいいしゃべり方が気持ちいい位田耕さん。話していると、お客さんのために奇抜な料理を作るのが楽しくて仕方ない、という雰囲気が伝わってきます。さてこの太鼓屋さん、「業界では有名」と先に書きましたが、その理由を言いましょう。五年十年の下働きは当たり前のこの業界にあって、このマスターの位田さん、「一日も修行せずに開いた居酒屋を開いた男」なんです。

それまで大手企業で働きつつ「自分の酒飲みが高じて」飲食店に興味を思っていた位田さん、二年前に奥さまがご病気になったのを機に「やるなら今しかない!」と思い立ち、いきなり脱サラしてしまったのだとか。

「あの……失礼ですが、ふつう奥さんが病気になったら、脱サラしないのでは……」
「いやあ、ハッハッハ」
「……誰か止める人はいなかったんですか?」
「止めても無駄だと思われてたみたいですよ」

あくまで気持ちの大きい位田さん、今はお元気になられた奥さまとともに、たくさんのお客さんで賑わうお店を切り盛りしていらっしゃいます(成功しているからこそ、業界の注目を浴びているのです)。

「素人だからこそできるサービス、アイデア」「大手では絶対出せない新メニュー」そして「チェーン店にはない、気兼ねさせない雰囲気」こそが、このお店の居心地のよさの理由でしょう。(先の「パリパリ」という人気の和風ピザも、「ピザないの?」というお客さんの問いかけに、あり合わせのもので作ってみたのがきっかけだとか)

居酒屋というと男の人ばかりかと想像しがちですが、ここは女性のお客さんや家族連れが多いのも特徴です。去年の暮れ、忘年会の予約が入った18組のうち17組までが、女性グループだったそう。「酒飲みのために店つくったのに、女の人ばっかりだ」とマスター、贅沢な悩みを口にしながら笑っておられました。

居心地のよい居酒屋を探しておられるみなさん、ぜひ一度行ってみてください。「味噌」のおいしさを再確認できますよ。

 ・居食倶楽部どて太鼓屋
  習志野市津田沼5-10-5-201
  (京成津田沼ワイがや通り、シルバーショップ菜の花2階)
  TEL 047-454-6988
  営業時間 17:00~23:00
  定休日 日曜日

※お店のご厚意で、「まいぷれを見て来た」というお客さんには、マスターおすすめのグラスワインを一杯サービスしてくださるそうです。(10月28日まで)

●季節はずれの心霊スポット?
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実はこのメルマガを立ち上げるとき、「役に立つお店情報ばかりじゃなくて、たまにはぜーんぜん役に立たないベタな情報も集めてやろう」という思惑がありました。「嫌われてもいいや、時々は自分が楽しめる情報を」と。

そこで探していたのが、船橋・習志野周辺の心霊スポット。
(季節が夏だったからですね。我ながら単純……)

ところがこの地域、よほど健全な土地柄なのか(?)、なかなかそういう情報が発掘できませんでした。そしてやっと耳にしたのが、一中(習志野第一中学校)の近くの通称「カラス山」。ただでさえ畑の中にぽつんとある中、意味不明の鳥居や祠まであり、その周辺ではとても有名な肝試しスポットなのだそうです。でもこれを書いている吉田、とても恐がりなので、やっと情報をゲットできたもののまだ足を運ぶ勇気がありません。

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……って、全然心霊スポット紹介になってませんね。

どなたか「これぞホントに怖い場所」に心当たりのある方、編集部までご一報ください。ついでにそこに取材に行ってくださる勇敢な方も、ご連絡お待ちしています。(ぼくは行きません!)

●最近の本家「まいぷれ」
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今年4月にホームページとしてオープンした「まいぷれ 船橋・習志野版」が、またこっそりとバージョンアップしました。

まずは「まいぷれお店サーチ」という新機能。

まいぷれに載っている船橋・習志野地域の数百店のお店の中から、「イタリアン」「雑貨」など、あなたの興味のあるキーワードをもとに検索ができるようになりました。

また、ついにまいぷれもiモードに対応しました!お出かけ先でふとおいしいお店を探したくなったとき、どうぞご利用ください。(KDDIのEZwebからもアクセスできます。Jフォンご使用のみなさん……すみません、Jスカイからはまだアクセスできません)

エッセイコーナーのの書き手や紹介して欲しいお店のご希望など、まいぷれに対するご意見・要望は遠慮なくお伝えくださいね。まいぷれはあなたのご意見をどんどんと取り入れたいと思っています。

●吉田正太のひとりごと
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船橋・習志野の地域情報を作りながら、実は京都にも詳しい吉田。古都に潜む「裏オススメ」もけっこう知っているつもりです。

まずは某有名寺院近くの「縁切り神社」。狭い境内にびっしりと吊られた絵馬には、「息子が早く目を覚ましてあの悪い女と別れますように」「お義母さんがはやくあの世に行きますように」など、読んでいるとじっとり冷や汗が出てくるようなことが書いてあります。夜中に行くと怖いです。(だから吉田は行きません)

もう一つは(別に「裏」じゃないですけど)、あの平安時代の陰陽師、安倍晴明の末裔が人生を見てくれるとある神社。ふつう占いって、ある程度こちらの様子を見、話を聞き出しながら、もっともらしいことを言うものだと思うのですが、そこでは座布団に座って誕生日を伝えるなり、こちらが何も言わないうちから「あんたはこれこれこういう人だから、こんなことをしちゃダメだ」というようなことを教えてくれます。あまりにズケズケと図星を指すので、行った人はみんな驚いて帰ってきます。

吉田は……「あなたは会社員にはなれません。感覚を売る仕事をしなさい」と言われました。悪友どもには常々いわれていたことなのですが、占い師にまで社会人不適格の烙印を押されるとは…… (^^;)

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● まいぷれ通信 [船橋・習志野版] 第3号
● 2000年10月14日 まいぷれ編集部 発行
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ご注意:
下記の記事は、過去、まいぷれ編集部によって投稿された「まいぷれ通信」というメールマガジンのバックナンバーです。記載されている内容は当時のものですので、現在の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。

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