千葉県四方山話「第7話 映画・船橋・今昔物語」

先日、久しぶりにららぽーとに行って映画を観てきました。「アトランティスの心」という映画なんですが、なかなかよかったですよ──。ストーリーに予備知識を持たずに観たのが幸いしました。

この映画は、スティーブン・キング原作の同名短編小説がベースになっています。「アトランティス」といえば、考古学上の幻の大陸のことじゃなかったっけ? このタイトルにはどんな意味があるのかな…などと思いながら、とにかく観てみました。──アンソニー・ホプキンスというのは、渋すぎますな…。

「ああ、なるほど…」

子供のころ駆け回って遊んだ小さな街角。幼なじみ…。そこは、実に魅力的で何でも起こりうる世界だった。郷愁感あふれる映像の中に、忘れていた心や感情を呼び起こしてくれる心の旅物語。「いい歳こいたおっさん」世代には、共感を持って受け入れられるような気がします。

私、こういうのって好きですね──。

この手の映画といえば、「スタンド・バイ・ミー」を思い出します。誰しも、自然の中を、海や山に1日中忙しく駆け回っていた子供の頃の思い出は、いつまでも心の中に残っていますよね。そんな感傷が、先日○回目の誕生日を迎えた歳に妙に響きます…。

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ららぽーとといえば、今年の春先でしたか、「千年の恋」を観にいきたいな──と思っていたら、いつのまにか終わってしまいました…。殊、映画に関しては、こういうことってよくありますよね─。その「千年の恋」も近々ビデオレンタルされるとか…、何だか最近は上映終了からレンタル開始までの期間がすごく短くなったような気がするんですが、これも時流なのかな…とふと思ったりもします。でも、「やっぱり映画は、映画館で観なくちゃ!」派の私としては、結構複雑な気持ちだったりするわけです…。

そんなわけで、今回のテーマは、「映画・船橋・今昔物語」と題してみました。

なんで映画なの? って梅雨のこの時期、アウトドアもせっかく予定していた休日が雨でオロロ~ンというとき、「じゃあ、映画でも行くか…。」ってなるわけだ。

まあ、パチンコだとかテレビだとか、オレは寝てるもんね!とか、それぞれいろいろな過ごし方あるとは思いますが、今回はひとつ映画ということで楽しんでいただければと思います。

● 風のひとりごと

そういえば初めて観た映画は何だったっけ…。そうそう「猿の惑星」だ!!あれは、子供心に強烈なインパクトを与えてくれました! 今でも横たわっている自由の女神など象徴的なシーンは今でもまざまざと覚えていますね──。

映画と友と船橋と…

今でもありますよね、「オールナイト三本立て!」最近はまったく観る機会がありませんが、大学生の頃はよく利用しましたね──。というのも、当時つるんでいた友人が、映画研究会に入っていて洋画・邦画を問わず、あらゆるジャンルの映画を手当たり次第に観ていた映画フリークで、よく付き合わされたのです。

● 風のひとりごと

その友人は、静岡県出身で当時船橋市宮本に下宿していました。6畳一間の木造アパートで風呂なし、トイレ共用という彼の下宿に転がり込み、よく麻雀をやったり映画を観たりして遊んでましたね─。

 大学卒業後、彼は静岡に帰ったのですが、お互い社会人となってからはすっかり疎遠になってしまいました。確か4年ぐらい前でしたか、彼の結婚式に出席したんですが、いや~まったく変わっていませんでした。卒業後10年以上たつのにこれほど変化のない男もめずらしいと内外で評判になってました。今では、年賀状のやりとりだけになってしまいましたが、送られてくる年賀状の写真は学生時代とほとんど変わっていないんですよね…。

まあ、そんなわけで「オールナイト三本立て」は、学生の頃の、古きよき時代の思い出というわけだ。でも、考えてみれば、オールナイトからして体力と時間があるけど、あまりお金がないという学生の頃しかないような気がします。卒業してからは、一度も観た記憶がないしな…。

さて、どこに出没していたかというとこれがてんでバラバラ…。たとえば、新宿や池袋、時には浅草だったりする。地元船橋には、すでに「ららぽーと」がありましたが、当時からデートスポットとして有名だったこの場所に、男二人で映画を観に行く…なんてことはまずありませんでした。船橋のオールナイトといえば場末の小さな映画館で成人映画がやっているぐらいのもんでしたから、「じゃ、映画でも…」という場合、たいていは遠征してましたね──。

ついでにいうと、大学の同じ部(南野風は、大学時代は写真部だったのさ!)に入っていた同級生は船橋市本町に、先輩は船橋市湊町にそれぞれ下宿していたので、学校帰りやコンパのあと泊めてもらったり、とよく入り浸ってました。そんなとき、「メシ、どうしようか?」とくれば、大抵が安い定食屋や立ち食いそばのセットメニュー、ほか弁などパターンが決まっていて、それは、就職して社会人となってからもしばらく続いていたもんです…。

先輩は、バイトのお金が入ったと言っては、「焼き肉でも食べに行くぞ!」とよく誘ってくれました。行きつけの店はいつも同じ。駅前にあった、小さくて目立たずにお世辞にもきれいとは言いがたい焼き肉屋(常連客の大部分は、肉体労働者!かパチプロ?という独特の客層)でした。そのお店も、駅前の再開発に伴い、今はもうありません…。改めて思い返してみると、船橋駅周辺は当時から変わらぬ店や通りもあれば、今はもうない店も多く(あたりまえのことなんですが)、その変遷をしみじみと感じるあたりがやっぱり歳なんでしょうか。

さらにつけ加えると、当時バイトしていた某警備会社も船橋駅徒歩10分の場所にあり、大学時代のほぼ半分は、ここでお世話になっていました。日勤・夜勤を繰り返していたこともあって、この周辺の中華料理屋はよく利用しましたね──。今は、もうすっかり名前も忘れちゃいましたけど…。

そういえば、名前は忘れましたが、妙に記憶に残る店が一軒あるんです。ほら、京成船橋駅の方に歩いて行く途中に書店がありますよね。その書店の角を左に曲がったところにあった関東風の濃い口のつゆに自家製のかき揚げをのせてくれたあの立ち食いうどん屋、はどうしたのかな…。

オレの三本立てはこれさ!

話をもとに戻そう。

映画研究会に入っていた友人とよく観に行ったという「オールナイト三本立て!」ですが、特に印象深いのが、浅草で観た「加山雄三の若大将シリーズ」ですね──。加山雄三ファンのこの友人のおかげで、若大将シリーズをほとんど観ることができたのも、まあ貴重な経験だったんでしょうね…。「アルプスの若大将」だとか「若大将と青大将」とか、結局シリーズ何作まであったんでしょうか…。あるときは、スキーヤーだったり、ギターを弾いたり、車に乗ったりと…とにかく当時友人にとって、加山雄三はヒーローそのものだったんだそうです。

● 風のひとりごと

小学生の頃、ブルース・リーの「ドラゴン・シリーズ」に影響を受け、ヌンチャク片手に「アチョーッ!」。中学生になるとショーン・コネリーの「007シリーズ」でスパイに憧れ、「よっしゃ、オレも世界で活躍したる──。」と、ひそかに胸に抱き、受験勉強・部活動に明け暮れる日々に、いつしか現実というものを知らされたのであったな…。思えば、ヒーローという存在は、数多くいたように思うが、ヒロインといった存在にはとんと記憶にないが、なぜだろうか?

まあ、それはいい。

ところで、今まで観た映画の中から独断と偏見で選んでみました。「私の三本立て!!」

【心、揺さぶる特撮と愛!】これは、説明不要でしょう。

  1. タイタニック
  2. パールハーバー
  3. バニラスカイ

【う~ん、何だかとても恐いぞ…】もう1度観たいとは思わんが…。

  1. エクソシスト
  2. 悪魔の棲む家
  3. ポルーガイスト

【泣けたぞ…】ここで、邦画が2本入るところが渋いでしょ?

  1. 幸福の黄色いハンカチ
  2. 夜汽車
  3. グリーンマイル

【あ゛~っ!!!】 そうです、パニックもののベスト3です。

  1. タワーリングインフェルノ
  2. ポセイドン・アドベンチャー
  3. ジョーズ

あまりマニアックにならないように選んでみましたが、いかがでしょうか?その時その時の感動や印象があるので、順位は常に変動しますが、みんな自分なりの三本立てってあるでしょ?そういうのって、たまに公表したりしてみると思わぬウケや賛同を得られたりしてなかなか楽しいもんですよ。


ご注意:
上記の記事は、地域情報サイト「まいぷれ」で掲載されていた「千葉県四方山話」というコンテンツを転載したものです。記載されている内容は、当時のものですので、現在の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。

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南野 風

南野 風

生粋の千葉県人。船橋在住4年目も、学生時代から社会人までアルバイト・仕事・遊び…にとあらゆるステージとして活躍していた過去を持つばっかりに、妙なことにやたら詳しい。 若く見られることも多いが、実際は「いい歳こいて…」と言われることも少なくない。あまり知られていないが、短歌をたしなむ吟遊詩人の顔を持つ。家庭では一男一女の父親である。
南野 風

南野 風

生粋の千葉県人。船橋在住4年目も、学生時代から社会人までアルバイト・仕事・遊び…にとあらゆるステージとして活躍していた過去を持つばっかりに、妙なことにやたら詳しい。 若く見られることも多いが、実際は「いい歳こいて…」と言われることも少なくない。あまり知られていないが、短歌をたしなむ吟遊詩人の顔を持つ。家庭では一男一女の父親である。

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